シリコーンゴムの特徴
シリコーンゴムは、熱や寒さに強く、耐候性があります。
200℃程度でしたら連続で使用しても問題ありません。
また、人体に無害ということで、医療現場などでもよく用いられています。
シリコーンゴム製の調理器具もたくさん出ています。
一方、油や引裂きにはあまり強くないため、
機械部品に使用する際等には注意が必要です。
シリコーンゴムには無色透明のもの、乳白色のもの、灰白色のものがあります。
補強材・充填剤として混ぜ込まれるシリカの量が多いほど、不透明となります。
ゴム硬度が高いものほどシリカの量が多くなり、透明度は低くなります。
特性
機 械 特 性 |
可能なJISの硬さ範囲 | 30~90 |
引張強さ(kg/㎠) | 40~100 | |
伸び(%) | 50~500 | |
反発弾性 | ◎ | |
引裂き強さ | △~× | |
圧縮永久歪 | ◎ | |
耐摩擦性 | △~× | |
耐屈曲亀裂性 | ○~× |
物 理 的 特 性 |
耐熱性 | 280 |
耐寒性 | -120~-70 | |
耐老化性 | ◎ | |
耐オゾン性 | ◎ | |
耐候性 | ◎ | |
耐炎性 | ○~× | |
ガス透過性(cc.cm/㎠.sec.atm) | 400 | |
耐放射線性 | ◎~△ |
耐 油 ・ 耐 薬 品 特 性 |
ガソリン・軽油 | △~× |
ベンゼン・トルエン | △~× | |
トリクレン | ○~× | |
アルコール | ◎ | |
エーテル | ×~△ | |
ケトン(MEK) | ○ | |
酢酸エチル | △~◎ | |
水 | ○ | |
有機酸 | ○ | |
高濃度無機酸耐候性 | △ | |
低濃度無機酸 | ○ | |
高濃度アルカリ | ◎ | |
低濃度アルカリ | ◎ |
製品例
キーボードカバー、ブレスレット、マウスピース、パッキン、スイッチ、機械部品等がございます。
シリコーンゴムには着色ができるという特徴もあり、生活雑貨にもよく用いられます。