近年、apple社のiPhoneXやSamsung社のGalaxyなど
有機ELディスプレイを使用した製品が登場しています。
そんな有機ELディスプレイに「反射防止フィルム」を使用すると
ギラツキが起きてしまいます。
液晶ディスプレイでも多少のギラツキが起こってしまうのですが、
有機ELディスプレイはギラツキがより酷くなります。
なぜギラツキは起こってしまうのでしょうか?
そもそも反射防止フィルムって?
反射防止フィルムは光の反射を防ぐため、
表面に凹凸のあるハードコートを施してあります。
その凹凸で光が乱反射して、映り込みを防いでいます。
ギラツキの原因
その反射防止フィルムの凹凸のハードコートがギラツキの原因なのです。
凹凸がレンズのような機能になって、モニターのRGBそれぞれの
色に見えてしまったり、映像にムラが発生してしまうのです。
それがギラツキの正体です。
モニターのピクセルに対して凹凸が大きいとギラツキが起こり、
その差が大きくなるほどギラツキが酷くなります。
ですので、有機ELの高精細な映像ではギラツキが起こりやすいのです。
有機ELに対応した反射防止フィルム
有機ELディスプレイでもギラツキが起こりにくい反射防止フィルムを開発しました。
従来の反射防止フィルムと比較しても、かなりギラツキが少なくなりました。