導電性ゴムとは?
一般的に、ゴムは電気を通しにくい絶縁体なのですが、導電性を付与した導電性ゴムというものがあります。
フィラーと呼ばれる微粉末状の導電物質をゴムに混ぜ合わせることで、導電性を獲得した材料のことを言います。
代表的なフィラーは、自動車のタイヤの補強材としても有名なカーボンブラックです。
添加量を増やすと導電性は向上しますが、ゴム本来の長所である優れた伸張性や弾性が損なわれるという課題もあります。
カーボンブラック以外では、金属粉末を混ぜ合わせたものもあります。
導電ゴムの用途
【リモコン、キーボードなどの接点】
西山ケミックスで作っているスイッチも、接点部分に導電ゴムが使用されています。
わかりやすいように、スイッチのシリコーンゴム部分を透明、導電ゴム部分を黒色で作ってみました!
スイッチを裏から見た写真です。
その他にも・・・
【電磁波シールド】
機械などの中から電磁波が漏れないようにパッキン等として使用されます。
【静電気対策品】
静電気対策が必要な工場で冶具として使用されたり、防塵素材の部品として使用されたりします。
様々な製品に導電性ゴムが使用されています!
[…] 参考「導電性ゴムってどんなゴム?」 […]
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